こんにちは!
コーヒー豆のオンラインショップを運営しているE-island Coffeeの焙煎士江島と申します。
当サイトではコーヒー×アウトドアというコンセプトで情報を発信しています。
わかりやすく解説することを心がけていますので最後まで読んでいただけると幸いです。
夏になるとコーヒー好きにはたまらないアイスコーヒー。季節問わず飲まれる方も多いです。最近ではアイスコーヒーをアレンジして楽しむ方も増えていますが「アイスコーヒーのアレンジ方法を知りたい」「より美味しくするにはコツがあるの?」などと、アイスコーヒーアレンジについていろいろと気になる方もいるのではないでしょうか?
そこで今回は、アイスコーヒーに合うコーヒー豆やオススメのアレンジコーヒー5選などをご紹介します。
そもそもアイスコーヒーとは?
主に深煎りのコーヒー豆を使用し、濃いめに抽出したコーヒーを氷などで冷やして飲むコーヒーを指します。急冷式と呼ばれています。
コーヒー器具では、急冷式のアイスコーヒーメーカーなども利用されている方が多いので、
気になる方はチェックしてみましょう。
また、アイスコーヒーの種類として、ハンドドリップで抽出したコーヒーやコンビニやスーパーなどで販売されているリキッドコーヒーなどがあります。
アイスコーヒーが飲まれ始めたのは、1840年頃、北アフリカのフランス領だったアルジェリア「マサグラン」が発祥という説が有力です。
マザグランとは、フランス語で 「冷やしコーヒー」という意味です。
この町では、熱いコーヒーに水を入れて冷まして飲んでいたことが始まりと言われています。
日本では1891年、文筆家・石井研堂が自著『明治事物起源』の中で、東京・神田の氷屋で「氷コーヒー」という商品が紹介されています。
大正時代に入ると「冷やしコーヒー」というメニューで登場し、1960年代の喫茶店ブームでは、関西で「冷コー」と呼ばれ、人気メニューとなっていました。
アイスコーヒーと水出しコーヒーの違い
一方でアイスコーヒに似た「水出しコーヒー」というものがあるのをご存知でしょうか?
水出しコーヒーとは、低温の水で時間をかけて抽出するコーヒーのことです。コールドブリューコーヒーとも呼ばれています。
コーヒー豆の油分をあまり含まないため、マイルドで甘みのある味が特徴です。
水出しコーヒーは、ボトル入りのものが販売されています。
アイスコーヒーは、ハンドドリップで濃いめに淹れたコーヒーを氷で急冷するものを指す場合が多いです。
アイスコーヒーのオススメ豆
焙煎度合い
アイスコーヒーに向いている焙煎度合いは、深煎りにすることが一般的です。
焙煎度合いは、浅煎り・中煎り・深煎りに分けられる場合もありますが、さらに細かく8段階で呼ぶこともあります。
8段階は、焙煎度合いが浅い方からライトロースト・シナモンロースト・ミディアムロースト・ハイロースト・シティロースト・フルシティロースト・フレンチロースト・イタリアンローストです。
アイスコーヒーは、フレンチローストやイタリアンローストのような深煎りの豆を選ぶことが一般的です。
フレンチローストやイタリアンローストのコーヒー豆は黒く、ツヤがあります。
味は苦味が強くなり、氷を入れても薄くならずコクのあるアイスコーヒーに仕上がります。
深煎りのコーヒー豆を使用したアイスコーヒーは、ミルクとの相性も抜群です。
とはいえ、アイスコーヒーは深煎りでしか美味しくならないわけではありません。
スッキリとした味わいを楽しみたい方には浅煎りで飲むのも適しているでしょう。
コーヒー豆の産地
ブラジル
コーヒーを初めて飲む方でも、クセのない酸味と苦味のバランスのとれたブラジルがオススメです。コクもあり、アイスコーヒーでもホットコーヒーでも楽しめる万人受けするコーヒー豆です。
コロンビア
クセがなく、芳醇な甘みとやわらかな酸味が特徴で、苦味と酸味のバランスが取れています。
深煎りにしても風味が飛ばず、コクと甘みも感じられます。
インドネシア(マンデリン)
インドネシア・スマトラ島のマンデリンは、酸味が抑えられ、スパイシーでコクとしっかりとした苦味を感じられます。
ミルクとの相性が抜群でカフェオレとしても最適です。
アイスコーヒーの淹れ方
コーヒー豆はホットの2倍使用する
アイスコーヒーの場合は、ホットコーヒーより豆の量を倍にするのが一般的です。水の量は同じにします。
例えば、ホットコーヒー1杯分150mlに対し、コーヒー豆10gの場合、
アイスコーヒーでは、コーヒー豆20gを使用します。
コーヒー豆の挽き方
コーヒー豆の挽き方については、粗挽き・中粗挽き・中細挽き・細挽き・極細挽きがあります。
抽出する器具により、挽き方も異なります。例えば、粗挽きであればパーコレーターやフレンチプレス、中粗挽きではサイフォン、ネルドリップ、中細挽きはコーヒーメーカー、ペーパードリップという感じです。
一般的には、酸味を抑え苦味を強くするアイスコーヒーを淹れる場合、中細挽きが適しています。
しかし、コーヒーを抽出する器具に応じて挽き方が変わるため、そちらを参考にすると良いでしょう。
オススメのアレンジコーヒー5選
1.ベトナムアイスコーヒー
材料:コーヒー12~15g、コンデンスミルク20~25g、氷
作り方:カップにコンデンスミルクを入れます。カップにカフェ・フィンを乗せコーヒー豆を入れます。お湯を注いでから20~30秒程蒸らす。カフェフィンのいっぱいまでお湯を注ぎ、最後はスプーンなどでかき混ぜて完成です。
2.黒蜜きなこラテ
材料:インスタントコーヒー、きなこ、牛乳、黒蜜
作り方:インスタントコーヒーと熱湯を入れて溶かしていきます。その後、黒蜜ときなこを加え混ぜます。最後にあたためた牛乳を入れて完成です。
3.コーヒーフロート
材料:アイスコーヒー、アイスクリーム
アイスコーヒーにアイスクリームを乗せたものです。深煎りのコーヒー豆を使用すると、コーヒーの苦味とアイスクリームの甘みの絶妙なバランスが楽しめます。
喫茶店の定番メニューとしても人気です。
作り方:アイスコーヒーの上からアイスクリームを乗せるだけで完成です。
アイスクリームは、定番のバニラが相性バッチリです。
4.スパイシー カフェオレ
材料:牛乳、グラニュー糖、シナモンパウダー、クローブパウダー、黒胡椒
その名の通り、アイスコーヒーと牛乳にスパイスを加えたエスニックなカフェオレです。
作り方:コーヒーを抽出し、牛乳を鍋で温めます。カップにグラニュー糖、シナモンパウダー、クローブパウダー、牛乳を入れて混ぜ合わせます。
牛乳の泡をすくって一番上に乗せます。コーヒーを静かに注ぎ、牛乳の泡と液体の間にコーヒーの層を作ります。
最後は、牛乳の泡の上にペッパーミルで挽いた黒胡椒を振りかけます。
5.キャラメルオレ
材料:アイスコーヒー、牛乳、キャラメル、生クリーム
苦みの強いコーヒーと甘いキャラメルが相性抜群の飲み物です。生クリームをトッピングすると、より美味しくなります。
作り方:アイスコーヒーと牛乳にキャラメルを大さじ1杯程度加えます。最後に生クリーム適量をトッピングして完成です。
*アイスコーヒーと牛乳を使用するカフェオレメニューは、どちらも同じ分量にします。
例えば、アイスコーヒー150mlであれば牛乳も150mlです。
まとめ
今回は、アイスコーヒーのオススメ豆や淹れ方、オススメのアレンジコーヒーをご紹介しました。アイスコーヒーはアレンジを加えることができるので、季節問わず美味しく飲むことができます。
また、コーヒー豆の種類や焙煎度合いでもさまざまな味を楽しめます。おうちのカフェタイムでアイスコーヒーアレンジにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。