皆さんはどんなシチュエーションでコーヒーを飲んでいますか?
「焚き火を囲みながら」「山の頂上で」「テントを設営しながら」など、様々な場面でコーヒーは「ほっとできる瞬間」を演出してくれますね。
ちなみに筆者は、ガーデニングをしながらちょびちょび飲むのが好きです。
では、アウトドアに合うタンブラーや水筒はどんなものでしょうか?
アウトドアはオフィスと異なり、持ち運ぶことや気温の変化があり、密閉性や保温性が求められます。
今回はアウトドアに合うタンブラー・水筒をご紹介します。
中にはコーヒーを淹れる為のグッズと一体化した水筒もあります。
是非最後までご覧くださいね。
タンブラーと水筒の違い
日本でタンブラーといえば「口が広く、底が平たい飲料の入れ物」として広く流通しています。
保温性に優れたものから、デザインがオシャレなものまで幅広い商品がありますね。
一方水筒は「飲料水などを入れて持ち歩くための容器」として売られています。
両者の違いは「密閉性」です。
水筒は持ち運びされることを前提に作られているので密閉性が高く、同時に保温力も高いものが多いです。
アウトドアは持ち運ぶシーンが多いことから、倒れてもこぼれない物、ホコリが入りにくく、温度が下がりにくい物がよいでしょう。
よって今回はコーヒーを入れることに向いている「水筒」をご紹介します。
水筒を持ち運ぶメリット
アウトドアシーンに向いている、という利点の外にも水筒を持ち運ぶメリットがあります。
好みのコーヒーが飲みたい時に飲める
自宅で淹れたコーヒーなら、好みのコーヒー豆を好みのテイストで淹れることができます。
お気に入りのコーヒーが好きな時に好きなだけ飲めるのはいいですね。
一度にカップの量を飲みきれない人も、水筒なら自分のタイミングで飲めます。
買いに行く時間が取れないほど忙しい時にコーヒーを飲むと、少し気持ちがほっとしますね。
長時間適温がキープされる
ペットボトルや缶コーヒーは時間と共に適温がどんどん失われていきます。
水筒は密封性が高く、長時間適温がキープされ、おいしく飲むことができます。
お金が安く済む
外でコーヒーを買う場合、缶コーヒーやコンビニでは100円以上、カフェでは400円前後かかります。
自宅で淹れたコーヒーなら、外で買う金額の10分の1ほどしかかかりません。
また、マイボトルを持って行けばカフェで割引が受けられるサービスもあるのでおトクです。
エコになる
ペットボトルや缶のリサイクルは進んでいますが、外でコーヒーを買う場合、容器がゴミになってしまいます。
マイボトルはSDGsの観点からも持ちたいですね。
水筒の選び方
水筒を選ぶ上でいくつかポイントがありますので、順に見ていきましょう。
匂いうつりしない
コーヒーは麦茶などに比べ、匂いがうつりやすいです。
水筒のパッキンなどに匂いがうつり、他の飲み物が入れられなくなった、という人もいるのではないでしょうか。
テフロン加工やポリプロピレンなど金属を使っていない水筒は、匂いうつりが少ないです。
酸化による味の変化がしにくい
コーヒーは酸化により味が劣化します。
ホットコーヒーの場合、温度の低下や空気に触れることで酸化が進み、風味が落ちます。
酸化を抑えたい場合はアイスコーヒーの方が温度変化が少ないため、風味を損なうことが少ないです。
また、コーヒーを水筒の容量丁度に入れることで空気に触れる量が減り、酸化を抑えられます。
ご自身の飲む量に合った容量の水筒を選びましょう。
雑菌が繁殖しづらい
直接口をつけるタイプの水筒が多いですが、口をつけるとボトル内で雑菌が繁殖しやすくなってしまいます。
雑菌が心配な人はマグカップに移して飲んだり、コップが付属している水筒を選ぶと良いでしょう。
砂糖やミルクを入れた場合、雑菌繁殖のスピードは速くなります。長時間持ち歩きたい時はブラックコーヒーがおすすめです。
保温力が高い
水筒の魅力は保温性が高く、時間が経っても適温で飲めることです。
保温性は水筒ごとに異なるので、表記を確認してから購入しましょう。
真空構造、ステンレスのボトルは長時間温度をキープできます。
手入れがしやすい
水筒はこぼれないようにするために、パッキンをいくつか使用したり、細かなパーツで密閉する複雑な構造のものもあります。
しかし、お手入れがしにくいものだと汚れがたまり、雑菌も洗い流せません。
頻繁に使うものであればなおさら、お手入れがしやすいものを選びましょう。
こぼれない
持ち歩くのであればカバンに入れてもこぼれないよう、飲み口がしっかり閉まるものや密閉性が高いものがおすすめです。
飲み口
意外と見落としがちなのが飲み口の形状です。
オシャレなボトルでも飲み口が金属で、「熱くてやけどをした」という話も聞きます。
飲みやすい形状・素材であるかは重要です。
また、ワンタッチで開けられるものは片手で開けられて便利です。
運転をする、子どもを連れて歩くなど、手を開けておきたい人は、ワンタッチの物がオススメです。
回して開けるタイプは構造が簡単でお手入れしやすく、軽いものが多いです。
コップになる蓋が付いている物は回して開けるタイプが多いです。
コップ付きのものはマグカップで飲むのに近い感覚で飲めます。
アイスコーヒーを飲むことが多い人は、氷が入る大きさのものを選びましょう。
おすすめの水筒
それでは実際におすすめの水筒を紹介します。
参考までにスターバックスのカップのサイズを記しておきます。
ショート 240ml
トール 350ml
グランデ 470ml
ベンティ 590ml
カフア コーヒーボトル
200ml 165g
420ml 230g
保温効力:57℃以上(6時間)、保冷効力:9.8℃以下(6時間)
コーヒーを美味しく飲むために作られたボトルです。
内面にはテフロン加工がされ、においがつきにくい構造になっています。
真空二重構造で保温効果も抜群。
広い飲み口なので、コーヒーの香りを楽しみながら飲むことができます。
エヴァンゲリオンやガンダムとのコラボボトルもあり、プレゼントにも喜ばれそうです。
スタンレー ゴーシリーズ真空スリムボトル
370ml 260g
470ml 335g
保温効力:55℃以上(6時間)、保冷効力:8℃以下(6時間)
STANLEY(スタンレー) はアメリカで100年を超える歴史をもち、真空スチールボトルを開発。孫の代まで使える丈夫な商品に定評があります。
ステンレスと真空構造で保温し、大きな口で氷も楽々入ります。
フィンガーループがついており、持ち運びに便利です。
モンベル アルバイン サーモボトル
500ml 265g
保温効力:78℃以上(6時間)、保冷効力8℃以下(6時間)
出典:モンベル公式サイト(https://webshop.montbell.jp/goods/disp.php?product_id=1124617)
極寒の登山でも温度をキープできるように開発されたボトルです。
登山者が手軽に飲めるよう、グローブをしたままでも開けやすい設計になっています。
フタはコップの代わりに使用できます。
薄いステンレスを使い、軽量・コンパクトを実現。
長時間保温ができる魅力的なボトルです。
シービージャパン SANTECO珈琲ドリップセット付き KAFE ボトル
650ml 590g
保温効力:78.2℃以上(6時間)、保冷効力:6.6℃以下(6時間)
コーヒー豆入れ、フィルター、ドリッパー、ドリッパーカップがセットになり、これ一本で淹れたてのコーヒーが味わえます。
フタとドリッパーカップを使えば2人でシェアをすることも可能。
コーヒー好きのためのボトルセットです。
ビタントニオ コーヒープレスボトル
420ml 320g
保温効力:59℃以上(6時間) 保冷効力 8℃以下(6時間)
コーヒープレスとマグボトルがひとつになったボトルです。
プレス後は豆とコーヒーを分けるので、時間を置いても苦みや渋みは出ません。
フィルターを外して普通の水筒としても使用できます。
フィルターやパッキンは全て分解できるので衛生面も安心です。
タイガー魔法瓶(TIGER) マグボトル
350ml 170g
500ml 210g
保温効力:65℃以上(6時間) 保冷効力:9℃以下(6時間)
日本の水筒メーカーの老舗、タイガーのマグボトルです。
特徴はストレーナーがついた飲み口。
氷が口につかない他、熱さを和らげる効果があるので主にアイスコーヒーを飲む人や猫舌の人にはおすすめです。
「無重力ボトル」と呼ばれ、非常に軽くスマートに持ち運べます。
さすがタイガー!と思わせてくれる逸品です。
サーモス 真空断熱ケータイマグ
400ml 190g
保温効力:68℃以上(6時間) 保冷効力:9℃以下(6時間)
廃盤になってしまいましたが、筆者はこちらの300mlを使っていました。
軽い、保温性が高い、匂いうつりがしにくいとコーヒー用のマグボトルとしてとても重宝しています。
スリムボディで鞄にもすっぽり収納。
パッキンを替えてかれこれ5年以上は愛用している、おすすめしたい逸品です。
アウトドアにぴったりのマイボトルは水筒!
今回は持ち運びに優れたマイボトルをご紹介しました。
密閉性、保温性を考えるとタンブラーより水筒の方がオススメです。
水筒の中でも匂いうつりがしにくい物、洗いやすい物、口の形状が飲みやすく、やけどしにくい物などを考慮して選びましょう!
あなたのライフスタイルに合わせたお気に入りのマイボトルに出会えることを願っています。
